石川県立輪島高校、1月半ばに校舎が避難所として使われる中で授業が再開。通っていたのは1割ほど。避難を続ける生徒が多かったためクラスを1つにして授業を行っていた。1年生の横地光さんは授業に身が入らずにいた。光さんが暮らしているのは避難所として使われている小学校。飲食店で働いていた父親は仕事の目処が立っていなかった。この日、家族で自宅にやってきた。壁や床が崩れ、住むことが難しい状況だった。光さんは地震のあとに学校に来なくなったクラスメイトとの写真を持ち帰った。友達にも会えない、家にも帰れない非日常の暮らしがった。避難所に戻ってきたとき、光さんの張り詰めていた思いが溢れた。学校に行きたくないとつぶやく。気持ちを受け止める両親。光さんは通学の回数を減らして通うことにした。3月、避難先から戻ってくる生徒が増え4割ほどになった。光さんの友人も登校するようになった。放課後に避難所で過ごすのが2人の日常になった。友人との時間が増えるにつれて光さんの気持ちも変わっていった。
住所: 石川県輪島市河井町18部42-2
URL: http://www.ishikawa-c.ed.jp/~wazifh/
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