輪島高校1年の平田一葉さんは自宅も家族も無事、徐々に日常が戻りつつあった。学校では楽しそうに友人と話す一葉さんだが、心の中では自分と友人との地震の被害を比べてしまうという。自分の被害は小さかったと考える一葉さんにも失ったものがあった。それは、小学2年のころにはじめた野球。地震でグラウンドが使えなくなり活動は中止、仲良かったチームメイトが転校してしまうのではという不安もあった。それから2か月、一葉さんは大きな被害を受けた輪島朝市通りにやってきた。一葉さんは少しずつ気持ちが変わっていき、友達の誘いで被災地で炊き出しなどのボランティアをはじめた。自分が受けた支援を周りの人に返す、抱えている複雑な気持ちが少し柔らぐという。
住所: 石川県輪島市河井町18部42-2
URL: http://www.ishikawa-c.ed.jp/~wazifh/
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