きのう山梨で行われた陸上の大会で、桐生祥秀が8年ぶりの9秒台を出した。世界陸上の参加標準記録を破る、9秒99。この結果、7月に行われた日本選手権で優勝しているため、世界陸上100メートル代表入りが確実となった。ドーハ大会以来4回目。桐生選手は、8年前に日本人初となる9秒台を記録し、一躍日本短距離界のエースへ。しかしここ数年、アキレス腱のケガに悩まされてきた。それでもこの冬は、地味に見えてキツい、フィジカルトレーニングで身体作りとじっくり向き合うことができたという。50代女性からは「一度出た数値を追い求め8年の間ずっと負けずに頑張れるのは本当にすごい」などとコメントが寄せられた。レース終わりにご褒美を聞くと、桐生選手は「寿司とかウナギかな。お祝いのちょっとした贅沢したご飯を食べたい」などと話した。