大阪・関西万博のシンボル大屋根が公開された。1周約2キロを囲む大屋根は屋上に歩道も作られる。大屋根の建設予定費は344億円で完成すれば世界最大級の木造建築物となる。会場建設費は最大で2350億円の見通しとなっている。大屋根の建設に対して費用がかかりすぎという声も出ている。大屋根は解体後に再利用する方針があるが、移設なども選択肢になりうるという意見が相次いでいる。今月、メキシコ・エストニアが参加辞退を通知があり、デンマークなど9か国が新たに参加を表明し、現時点で参加予定は160の国と地域になった。前売り券の販売が30日から始まる。入場券の売上は建設費ではなく運営費に充てられる。博覧会協会は運営費精査を進めるとし、今後金額変更の可能性もあるとしている。