石破新総裁についての解説。まず、総裁選から振り返ると石破は一回目で1位になった高市を決選投票で逆転をした形になった。これは決選投票に残れなかった陣営の議員票が勝敗を消した形だという。決選投票で積んだ議員票を見てみると石破さんが143票だったが、一方で高市さんは101票に留まった。その背景についてある衆議院議員は”選挙は早いかもしれない”という中で、刷新感と選挙の顔を求めた結果ではないかと話していた。また選挙戦終盤に岸田政権の経済政策を受け継ぐ考えを強調したことも功を奏したということだと話す議員のいる。さらに昨夜、派閥や旧派閥単位で決選投票への高市さんへの投票を支持したという情報が流れたが、脱派閥の選挙戦を求める人たちにはこれが却って逆効果ではなかったのではないかという見方も出ている。派閥の影響力は残ったままなのかとい問に対して、太田は「影響力は残っていたと思う。実際、有力議員から決選投票への投票先の支持があったと明かす議員もいる。一方でこれまで4回、総裁選挙に敗れてきた石破さんが今回勝利したことは脱派閥の象徴といえるかもしれない。」と語った。