自民党は与党で過半数としていた勝敗ラインに届かなかったことで執行部の責任問う声が高まっている。石破総理は裏金問題からの逆風を跳ね返せなかったばかりか、選挙終盤には非公認の候補者の政党支部に2000万円が支給された問題で、候補者からは「これがダメ押しになった」と恨み節が聞こえている。すでに石破総裁含む党幹部で進退問題にかかる協議が始まっていて、選挙責任者の小泉選対委員長の辞任は避けられない情勢となっている。補正予算の編成などもあるなかで石破総理は続投する見通し。裏金問題で非公認とした候補者の追加公認は当面行わない考え。一方、公明党は石井代表が落選する事態となり衝撃が走っている。自公は政権の維持に向け他党との連立や閣外協力を模索することになる。