トランプ次期大統領と石破総理は今朝、電話で会談を行い、更に来週国際会議に出席するのに合わせて米国を訪問しトランプ氏と直接会談することを模索しているという。安倍元総理が2016年の大統領選で勝ったトランプ氏といち早く会っていい関係を築いた。米国経済に詳しい、みずほリサーチ&テクノロジーズ調査部長・安井明彦氏は「これだけ大勝したトランプ氏が自らの主張を和らげる理由はないので慎重に見ていく必要がある」と話している。トランプ政権の攻略交渉の鍵は実業家のイーロンマスク。マスクといえば電気自動車会社テスラなどのトップで世界有数の大富豪だが、トランプ氏の選挙応援にかなり力を入れて米国メディアによるとおよそ200億円もの高額な献金をしたという。米国政治に詳しい明海大学・小谷哲男教授は「マスク氏はトランプ氏が個人的に呼び込んだ形。ただマスク氏が政権に入ったらトランプ氏は今後、イーロンマスクのテスラは保護するが外国製のEV車は規制したり補助金を出さないなど差別的な取り扱いをする可能性がある」と話しており今後、更にEV市場への参入をもくろむ日本にとっては懸念材料となる。ハガティ前駐日大使は2017年からおよそ2年間駐日大使だった人で当時、安倍政権で官房長官を務めていた菅氏とパイプが深いという。ハガティは今、上院議員で外交を担当する国務長官などに起用される可能性があるそうで小谷は「日本としてハガティ人脈を生かすことが大切。菅さんが今、自民党の副総裁になっていることも大きい」と話していた。