石破総理大臣は経済界労働団体との3者会合で来年の大幅な賃上げと最低賃金引き上げへの協力を求めた。最低賃金は4年連続で過去最大の上げ幅になっている。年平均の上昇率は3.1%となっているが一方で、政府が目指す2020年代に1500円を達成するには年平均で7.3%の上昇が必要。最低賃金の引き上げは中小企業の負担が増えるという声もある。地域別最低賃金で最も高いのは東京都で1163円。最も低い秋田県は951円で212円の差がある。徳島県はこれまで最低賃金がワースト2位で、労働力の流出などが止まらない状況が続いていた。後藤田正純県知事が審議会に要請を繰り返して今回の異例の引き上げにつながった。