補正予算案に対し、立憲民主党は予算規模の大きさや能登の復興費が少ないことなどを問題視。本会議で反対に回ったが、補正予算案に能登の復興費用1000億円を予備費から充てる「修正」に成功。政府の予算案が修正されるのは28年ぶり、補正予算の審議に限れば初めてのこと。国民民主党、日本維新の会、立憲民主党と3党それぞれに譲歩を重ねた政府与党。内部から聞こえるのは「来年の通常国会での予算審議だってあるし間口を広げておきたい」「我々はまな板の上の鯉だから」との声。衆院通過を受けて石破総理は「言いっ放し聞きっ放しではない。お互いに議論をする意味での熟議になった。参議院もこうありたい」と話した。