12月20日(金)、国民民主党の賛成を取り付けて補正予算が成立し、挨拶に来た石破総理だが、国民民主党・濱田誠政調会長の「178万もよろしくお願いしますと」の声に石破総理からは笑顔が消え、国民民主の議員らは硬い表情。補正予算に国民民主の賛成を取り付ける際にはそれと引き換えに「103万円の壁」について「178万円を目指して来年から引き上げる」との合意が交わされていた。ところが、自民党と公明党の与党側は予算成立の翌日、来年の引き上げ幅として123万円を提示。これに反発した国民民主党が与党との実務者協議を打ち切った。そもそも「178万円を目指す」としか書かれていない合意はどの辺りが落としどころなのかゴルフに例えた主張が続いている。自民党は国民民主党の反発を尻目に税制大綱に123万円と明記。少数与党としては来年の通常国会でも野党を取り込む必要があり、次は日本維新の会と連携する動きも見せている。