石破総理大臣は、政府専用機でアメリカに到着し、日本時間あす未明にアメリカ・トランプ大統領との初めての首脳会談にのぞむ。トランプ大統領が就任後、外国の首脳と対面して対談するのは、イスラエル・ネタニヤフ首相に続いて2人目となる見通し。石破総理は経済をはじめとした幅広い分野で意見を交わし、認識の一致を図りたい考え。石破総理は「自由で開かれたインド太平洋というが、この地域、あるいは世界全体の発展のため、平和のために力を合わせてやっていこうと確認できたらいい」と語った。外務省幹部は「最初の会談で、まずは人間関係を構築したい」と話している。エネルギー分野、半導体、AI(人工知能)などをめぐり、両国で協力する姿勢を示す方針。政府関係者によると会談後には、両首脳が並んで共同会見に臨むことも調整されている。出方が読めないトランプ大統領が相手なだけに、ある政権幹部は「発言のひとつひとつに注意が必要だ」と話すなど、高い警戒感を持って臨む会談となりそう。