衆議院第二議員会館前から中継を伝えた。自民党・公明党・日本維新の会は、まもなく今日2度目の政調会長会談を行う。維新は、予算案への賛成も視野に、与党側と合意文書の文言調整も行っている。ただ、維新の役員会では「社会保険料への言及を増やし削減目標や期限を入れるべき」、「野党である以上予算反対が基本スタンス」といって意見も出たという。維新・吉村代表は、最終的に折り合えば石破首相らとの党首会談で合意文書にサインする見通しだが、まだ紆余曲折も予想される。一方、国民民主党との“年収の壁”の協議は難航。国民民主党は与党・公明党とタッグを組み、自民党に見直しを迫る異例の展開。“年収の壁”をめぐる協議は午後4時過ぎに始まり先ほど終わった。国民民主党・公明党は自民党の160万円引き上げ案は不十分として「もっと中間層を含め対象者を広げるべき」と迫った。協議は明日も行われ、自民党が両党の要求をどこまで受け入れるかが焦点。政策協議の裏で駆け引きもあり、自民党は国民民主党とも協議を続ける方針。公明党は去年の衆院選で維新と激しく対立した経緯があり、国民民主党との連携を重視すべきとの考えがある。石破政権幹部も連立組み換えの可能性を考えると国民民主党を取り込むことこそ不可欠と指摘。自民党としては日本維新の会、国民民主党の両方と合意したい考え。