松波俊哉さんがスタジオで解説。ドル/円予想レンジ:148.60円~149.70円。アメリカ・トランプ大統領が日本が通貨安誘導をしているとトランプ砲炸裂が重しになり、上値の重い展開を予想。注目ポイント:日本の早期追加利上げ観測後退で円高一巡。1点目:日本のインフレ頭打ちが視野に入る点。物価と賃金の好循環は明確には確認できていない。追加利上げを今急ぐ必要はないとの見立て。2つ目:急激な金利上昇に対し、政府、日銀がけん制ともとれる発言を矢継ぎ早に打ち出した点。日銀・植田総裁「長期金利の急激な上昇時“国債買い入れ増額”」と発言。石破総理大臣「金利上昇で利払い費増、政策経費圧迫に“強い懸念”」を表明。松波さんは「夏場の参院選を前に一段の金利上昇、円高、株価暴落を回避したい意図があったのかもしれない。追加利上げ観測の高まりが金利と円の急騰を誘発したので、後退すればドル円は反発するとの見立て。円高はいったん一巡し、155円方向への揺り戻しを予想している」などと話した。