犯罪対策閣僚会議では新たな対策として、詐欺グループが闇バイトで得た他人名義の口座でマネーロンダリングを繰り返し金を得ていることから、捜査機関が架空の名義で口座を作り詐欺グループに利用させて金の流れを追う新たな捜査手法に必要な法令の改正を検討するとしている。特殊詐欺では国際電話の番号が使用されることが多い一方で、国際電話の着信拒否設定には個別申し込みが必要なことからサービスを利用しない人には優遇阻止を設け、利用休止を促すことを検討する。さらに、不審な取り引きをしている口座の情報を金融機関どうしで共有する取り組みを促すことにした。秘匿性の高い通信アプリについてはグループの通信内容・登録者情報の把握のため海外での対策事例の情報収集を始めることなどが盛り込まれた。