石破首相が減税に慎重な姿勢となった背景について、石破首相は税は社会保障を守るための大事な財源との立場を示している。自民党内でも参議院では8割が減税を求めているとの話が聞かれ、公明党も選挙に勝つため減税は必要との見方が強い。一方で自民党の森山幹事長による財源優先の立場が反映されたものとの指摘もある。また、減税は選挙においてプラスにならないとの見方もあるといい、野党が時限的な食料品の消費税ゼロや減税を掲げる中減税を求める人は自民党に投票しないとの考えが背景にあるとみられる。野党側は自民党は無策と批判を行う中、給付もバラマキ批判を受けて慎重な立場となっている。具体的な支援策も明確にならない中、自民党は打ち上げ花火のような減税を無責任と考えているが、物価高対策への具体的な内容が出なければ無策との指摘を拭えない状況となっている。