田中泰臣の解説。石破政権の危機感がある、江藤大臣が国民の関心の高いコメに関する発言で辞任し政権へのダメージが大きいので、何とか目に見える形で早期に問題を打開したいとしている。来月には2000円台という小泉農相の発言については、大臣が断言する場合は水面下で調整が進めており実現の見通しがある場合がほとんどだとした。これまでは競争入札で集荷業者が落札して卸売業者、小売業者にわたる流れだったが、今回の随意契約では国が売り渡す価格を決めて大手の小売業者に渡すことで価格を抑え迅速に消費者に届く。また法的にもクリアしているという。課題としては輸送と精米があり、業者希望の場所まで運ぶ際の輸送力を先々まで見通しがたっているか、精米については卸売業者が担っていたが直接小売に売り渡した場合にどう精米を行うかが課題となる。小泉農相は走りながら制度を良くしていけばと語っている。2000円の備蓄米がそれ以外のコメの価格に影響を与えるのかどうか、政府として適正な価格をどう考えていくのかも注目。