厚生労働省は、きのう高額療養費制度の見直しに向けた専門委員会の初会合を開いた。政府は、今年8月から段階的に自己負担の上限を引き上げる方針だったが、患者団体の強い反発を受け3月に見送りを決定。石破首相が明言した秋までの方針決定に向け、議論が仕切り直された。委員長を担う東大大学院の田辺教授は、「患者団体の意見を丁寧に聞き、データに基づいた検討を進める」などとコメントした。今後は、8月以降に制度の具体策が議論され、最終的には厚労省の医療保険部会で制度設計で決まる見通し。
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