石破総理に辞任を求める動きは日々強まっている。ポスト石破候補の1人、自民党の茂木敏充前幹事長が自身のYouTubeで退陣を求めた。また石破総理の責任を問うことができる両院議員総会の開催を求める署名が、必要な数に達した。加速する退陣を求める動きを受けた総理の胸の内について、日本テレビ政治部長の井上幸昌は「総理は周辺に『いまは我慢のときだ』と話している。別の関係者によると『首相は職にしがみつく意識はない』が、合意に至ったトランプ関税が本当に実行されるのかなど気がかりなことがあり、退陣の時期を表明できていないと説明している」などと語った。退陣の具体的な時期について、井上政治部長は「ある政権幹部は来月1日から臨時国会が終わった後か、遅くとも重要な外交日程が終わる8月下旬とみている。ただ官邸関係者は『石破首相の心の底が見えない』、ある自民党幹部も『秋の臨時国会まで続投するのでは』と疑心暗鬼になっている。今の曖昧な状況は、有権者の政治そのものに対する失望をさらに広げかねない事態」などと語った。
