新潟・上越市の標高180mの山に上杉謙信の居城が築かれ、山頂付近には井戸がある。城の北側には海が広がり、堅固な城と言えた。山中に生えている青苧の茎を加工すれば、越後上布となる。高級織物として珍重され、上杉謙信に莫大な富をもたらした。越後では羽賀瀬船が使われ、逆風や凪の時でも人力と櫂で日本海を運航できた。また、金で知られる佐渡では上杉謙信の時代に銀が採掘されるようになり、朝鮮から伝来した灰吹法という精錬技術もあった。
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