ここからはどう年を重ね人生の最後を迎えるかを考える。漫画「サザエさん」の登場人物、波平さんは54歳という設定で、昔で言うシニアと今のシニアって全然が印象違う。学会でも高齢者の定義本当に65歳でいいのかっていう議論が以前からあるという。その中で、介護などの必要がなく健康的に過ごせる期間を「健康寿命」といい、大事なのは平均寿命と健康寿命の差。つまり日常生活に制限がある期間とか介護が必要になる期間なのだがそれは男性が8.49年、女性が11.63年といわれている。スタジオの大和田獏と宇治原史規に「指輪っかテスト」と呼ばれる運動テストをしてもらった。年を取るにつれて多くの人は健康な状態から要介護の状態に近づいていく。この要介護の手前の状態をフレイルと呼ぶ。健康な状態からフレイルにならないようにするっていうことも大事。フレイルの予防には「栄養」「体操」「社会参加」の3つの柱がある。社会参加については「人との関わりがなくなって孤独感が深まったりすると要介護状態へ近づく要因になる」という研究があるという。