神奈川大学サッカー部の大森酉三郎監督。1970年代から入居開始の竹山団地では、住人の高齢化が進み、空き室も増加。そこで大森監督は団地の空き室を選手寮にする竹山団地プロジェクトをスタートさせた。「将来、日本全国の高齢比率が40%になるといわれていますので、どこも竹山団地のような高齢化率になっていく。竹山団地での生活は未来社会で研修を積んでいる。それはものすごい経験になっていくんじゃないか」と話した。幼少期にたくさんの地域活動に参加したことで地域交流の中で人間力が育つと実感した大森監督。監督の教えを受け、部員たちは高齢者のスマホ教室や団地の清掃など、地域活動にも積極的に参加している。「地域にとっては課題だけれども学生にとっては価値ある経験ができる場所。団地は学生が成長できる宝の山」と話した。