神奈川県海老名市と地元の歯科医師会が、歯と口の健康週間の市民向けイベントを開催した。会場では子どもたちの噛む力をチェックしたり、ものをかみしめる力の測定が行われていた。いま子供の口の働きについて、注意が必要なケースがあるという。かむ、飲み込む、鼻で呼吸するなどの基本的な機能が十分に発達していない「口腔機能発達不全症」の一つに「お口ぽかん」があり、3歳から12歳の3割以上に見られるという。神奈川歯科大学歯学部小児歯科学講座の仲井雪絵教授は、「口を使った遊び、吹き戻しや風車などが昔より減ったことも一因といわれている」などとコメント。放置すると、将来の健康リスクにもつながる可能性があるという。