不動産経済研究所によると7月の首都圏の新築マンション平均価格は1億75万円で去年より約3割値上がりした。原因は都心湾岸エリアの超高級物件の売れ行きがよかったこと。さらに都内のマンションは高くて手が届かないと神奈川・千葉・埼玉のマンションを購入する人が増加したことも一因に。神奈川や千葉は以前から値上がりが見られたが最後の砦だったのが埼玉県。浦和駅前に建設中のマンション「URAWA THE TOWER」は2LDK以上が1億を超える値段で販売されている。埼玉県の7月の新築マンション価格は平均7070万円。去年の7月と比べ42.9%値上がりしている。新築マンションの人件費や建築資材の高騰は長引いていて不動産経済研究所は「今後も高値の傾向は続く」と分析している。