今日のテーマは「SIMスワップ・二次元コード フィッシング詐欺急増」。フィッシング詐欺とは、ネット通販やクレジットカード会社などを装ったショートメッセージを送り、詐欺サイトに誘導し個人情報を盗むこと。フィッシングの報告件数は年末に向け増える傾向があり、注意が呼びかけられている。また、電話番号などの利用者情報が記録されたSIMカードを使う「SIMスワップ」による詐欺手口も増えているという。フィッシングで得た個人情報をもとに身分証を偽造し、その身分証でSIMカードを再発行し不正な決済を行うという手口となっている。今年5月には、SIMスワップの手口で197万円を不正に送金しだまし取ったなどの疑いで、30歳の女が逮捕されている。海外では数年前からフィッシング詐欺の被害が増加しており、日本も今後増加するのではないかとみられている。また、街に貼られているQRコードを張り替え、詐欺サイトに誘導するという二次元コード詐欺も増加しているという。フィッシング詐欺の対策として、基本的にカード会社や銀行がショートメッセージなどでURLを送ることはないと知っておくこと、不安な場合はカード会社や銀行の窓口に直接電話で問い合わせをすることなどが挙げられる。