万博会場で働いていた桑田さんは、閉幕から2年ほど後に神戸市立王子動物園で地底の太陽を目撃した。動物園の外側のフェンスに展示されていた。元園長の権藤さんは当時、野ざらしの木の箱の中に太陽の塔の顔が入っていると聞かされていたという。そして、いつの間にかなくなっていた。万博閉幕後、展示物は廃棄されるか関係者に譲渡され、太陽の塔も当初は撤去予定だった。永久保存が決定したのは閉幕から5年後のことだった。兵庫県元職員の深井さんは、動物園の一角にあった職場の建物で細長いものがシートにくるまれているのを目撃し、先輩社員からは太陽の塔に関連したものだと聞かされていた。1981年に部署が別の場所に移転した時には、すでになくなっていた。兵庫県の職員として地底の太陽の調査を行っていた藤井さんは、そのへんの原っぱにビニールシートをかけて置いてあった、世代が変わるにつれて忘れ去られ産業廃棄物として処分されてしまったのではないかと話した。
住所: 兵庫県神戸市灘区王子町3-1
URL: http://www.ojizoo.jp/
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