広島・神石高原町、町に一軒だけ残る味噌屋さん「新龍味噌」。今回はその味を受け継いだ御夫婦が主役。まずは麦麹作りから、水分量は握ったときの感覚で判断するという。門田英章さん・茜さん夫婦が三代目となる新龍味噌は昭和23年創業。地元でずっと愛されてきたという。麹作りは真冬でも半袖で作業するような室温で作業。門田さん夫妻が新龍味噌を継がなければ、新龍味噌は無くなってしまう運命だったという。新龍味噌は神龍湖という人口の湖に由来しているという。町の名物はこんにゃく。初日の工程を終え、先代の中平さんにチェックをお願いする。先代のOKをもらい安心する門田さん夫妻。中平さんは門田さん夫妻に仕事を教えたのは1年目のみ、その理由は自信を持ってほしいからだという。門田さん夫婦はそれぞれ神石高原町で働いており、2016年に結婚。町の特産品であるこんにゃくに関連する職場にいた2人、新龍味噌が廃業するという話を耳にした。後継者がいないことが理由だったという。そんな時、中平さんは新龍味噌でアルバイトをした経験があった門田さんに声をかけた。英章さんは運命を感じその申し出を受けることに。ただアルバイト経験があるとはいえ、2人は味噌づくりに関しては素人、先代の中平さんはイチから教えることに。完成させた味噌を販売すると2時間で完売した。こうして2020年に門田さん夫婦は三代目を継承した。
新龍味噌にほど近い保育所、毎年子どもたちが味噌を仕込んでいるという。茜さんは味噌づくりを体験させたいと始めたという。作った味噌は給食で使用している。
新龍味噌にほど近い保育所、毎年子どもたちが味噌を仕込んでいるという。茜さんは味噌づくりを体験させたいと始めたという。作った味噌は給食で使用している。