きょう商業運転を開始したのは福島市の先達山に東京の事業者が建設したメガソーラーで、東京ドーム13個分に相当する約60ヘクタールに9万5000枚のパネルが設置されている。建設工事は県の開発許可を受け進められたが、景観の悪化や土砂災害への懸念などで住民が反発。事業者は工事による景観変化は大きくはないと予測を示していたことから、市は予測通りの景観に近づける対応を求めている。また、反射光がまぶしいという指摘に対しても、事業者はこれまで具体的な対応策を示していない。このメガソーラーをきっかけに福島市は適切な維持管理を義務づける条例を制定したが市町村の権限には限界があり、メガソーラーと地域との共生のあり方が問われている。