相馬市・松川浦から伝える。去年8月、1000基を超えるタンクで保管されている処理水について、廃炉を進めるために東京電力は大量の海水で希釈、安全を確認した上で海へ放出を始めた。東京電力や国際機関は放出後の海水や魚を検査しているが、これまでに異常は確認されていない。廃炉の最難関とされているのが燃料デブリの取り出し。燃料デブリは現在計880トンあると推定されていて、試験的取り出しが3年遅れできのう開始される予定だったが、ミスによって作業が中断され来週以降に延期となった。処理水の放出開始からあすで1年。松川浦で約30年漁を行っている高橋一泰さんに話を聞く。高橋さんはこの1年に関して反対する中での処理水放出は不安だったと話す。ただ市場での風評被害がなかったことで安心したという。また消費者が福島を応援する気持ちで購入してくれたこと、消費者から美味しいという声が届いたことが嬉しかったという。また燃料デブリの取り出し作業の延期に関して、十分に注意してやってほしいと話してくれた。また今後漁業の維持に必要な次世代の担い手に関して、数年間新規就業者が少なかったというが、今年は新規就業者が出たという。こういった方を大切にしていきたいと語ってくれた。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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