きのう、新潟県の花角知事は会見を開き、再稼働を容認する意向を表明した。判断の理由については国の方針が理解できることや、安全性が確認されたことなどを挙げた。今後は自らの判断を県議会に諮った上で国に報告する見通しで、地元の同意に関わる手続きが完了し6号機の再稼働にめどが立つ形となる。再稼働について東京電力は福島第一原発の事故を受けて経営の立て直しを進める中、終始改善の柱と位置づけてきた。6号機が再稼働すれば年間収支は約1000億円改善するとしている。しかし、原発事故に対する賠償や廃炉などの費用について政府は23兆4000億年に上るという見通しを明らかにしており、安全対策など設備投資の規模も巨額。再稼働したとしても経営が厳しいことに変わりはなく、抜本的に収支を改善させられるか課題は山積している。再稼働となれば東京電力の原発としては、2011年の事故のあと初となる。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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