2025年11月22日放送 7:00 - 7:30 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
11月22日(土)

出演者
南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

(ニュース)
柏崎刈羽原発の再稼働 新潟県知事 容認表明

きのう、新潟県の花角知事は会見を開き、再稼働を容認する意向を表明した。判断の理由については国の方針が理解できることや、安全性が確認されたことなどを挙げた。今後は自らの判断を県議会に諮った上で国に報告する見通しで、地元の同意に関わる手続きが完了し6号機の再稼働にめどが立つ形となる。再稼働について東京電力は福島第一原発の事故を受けて経営の立て直しを進める中、終始改善の柱と位置づけてきた。6号機が再稼働すれば年間収支は約1000億円改善するとしている。しかし、原発事故に対する賠償や廃炉などの費用について政府は23兆4000億年に上るという見通しを明らかにしており、安全対策など設備投資の規模も巨額。再稼働したとしても経営が厳しいことに変わりはなく、抜本的に収支を改善させられるか課題は山積している。再稼働となれば東京電力の原発としては、2011年の事故のあと初となる。

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新たな経済対策決定 政府・与党は 野党は

政府は国の一般家計からの支出に減税分などを合わせた規模が21兆3000億円程度となる新たな経済対策を決定した。物価高での対応では自治体向けの重点支援地方交付金を拡充し、おこめ券などによる食料品支援に使う枠を設けることや、電気・ガス料金への補助を来年1月からの3ヶ月間で7000円相当とすることなどを盛り込んだ。高市首相は国際増発による財政悪化への懸念を念頭に、財政の持続可能性を実現しマーケットからの信認を確保すると強調した。政府・与党は今年度の補正予算案の編成を急ぎ、来月上旬にも国会に提出することにしている。野党の協力を取り付けて速やかに成立を目指す方針。これに対し、国民民主党は一定の評価をした上で賛否は今後検討するとしている。立憲民主党などからは財政支出の拡大を懸念する声が出ている。野党は今後国会で行われる予算審議で質していく方針。

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(気象情報)
園児が一足早い もちつきを体験

師走を前に、静岡県掛川市の幼稚園児たちが一足早い餅つきを楽しんだ。

気象情報

全国の天気予報を伝えた。

(ニュース)
終活 高齢者が抱える悩みは

今月、“終活”について学ぶ講座が愛知県で開かれた。50代や80代の1人暮らしや夫婦などが参加した。法律の専門家から、入院するときに必要な身元保証や亡くなったあとの葬儀の手続きなど、どのようなことに気をつけたらいいかを教わった。

身寄りのない高齢者 どう支えるか

身寄りがいなかったり、家族がいても頼れる人がいなかったりする高齢者は、1人ではできなくなることが生じる。そうした高齢者に必要な支援は「日常生活の支援」と「入退院時の身元保証支援」、「火葬などの死後事務の支援」。大手シンクタンクが公表した推計では、65歳以上の高齢者約3,600万人のうち、認知症がある人は成年後見人などの支援を受けることができる。また生活保護を受けている人にはケースワーカーがいる。一方で、公的な支援の対象にはならず支え手がいない人たちが高齢者全体の約7割、2467万人にのぼっている(日本総合研究所調べ)。こうした人達が葬儀や火葬といった死後手続きを自らする場合は、民間サービスを利用すると数十万から数百万円を預託金として事前に支払う必要があるとされている。こうした負担を減らすために、お互いに支え合う保険の仕組みを使った新たな取り組みが始まっている。

愛知県に住む岡康義さんは82歳で、月に約20万円の年金を受け取り市営住宅で1人で暮らしている。長年勤めた製鉄会社を退職した後は、たまの海外旅行や演劇鑑賞など趣味を楽しんでいる。40代で離婚したため頼れる家族がいない中、今後への不安が大きくなってきたという。岡さんが頼ったのはNPOの支援サービスで、身寄りがいない人や親族がいても協力が得られない人を対象に定期的な訪問で困りごとや健康状態などを確認し入院時の緊急連絡先になるほか、亡くなった後の葬儀や火葬などの手続きも担ってくれる。この支援サービスはNPOと損害保険大手が契約を結んで提供していて、事前に支払う預託金は必要なく、少ない負担で利用ができるのが特徴。利用者は見守りサービスなどの月額利用料と、年齢ごとに決められた保険料をNPOを通じて支払う。利用者が亡くなった場合NPOが火葬などの死後事務を行い、かかった実費が保険会社からNPOに支払われる。このサービスを利用する人は毎月増えていて、現在は60代から80代の14人。介護施設に入所したり、病気になったりしたことなどがきっかけだという。知多地域権利擁護支援センターの今井友乃理事長は「“つながりがない”というのが大きなポイント。福祉サービスにつながっていない人がひとりになっていく」などと語った。

井上二郎は「つながりがないという状態は、精神的に厳しいい部分が多い。保険の仕組みを導入して、みんな広く薄く分担することで1人1人の負担を減らしていくのは良い取り組みだと思う」などとコメントした。さらにサービスの利用者はNPOが運営支援する「互助会」に全員が入会し、定期的に交流をしている。終活に向けた講座や花見などのイベントに参加し、親交を深めているという。いずれは家族が担ってきた役割を代わりにする関係作りも視野に入れている。互いを支え合うもの。紹介したNPOが所属する全国組織を通じて、来年、各地で展開していく方針。日本福祉大学・藤森克彦教授によると、「今後さらに1人暮らしの高齢者が増える中、これまで家族がやってきた役割を誰が担うのかが大きな課題。孤立しないよう、地域でのつながり、互助的な支え合いでつながっていくことが大事になってくる」と指摘。遺産、墓じまい、終活サポート事業に伴うトラブルなど不安については、NHKの情報提供窓口「ニュースポスト」へ。

(スポーツ)
混合シーズンのW杯開幕 混合団体”いいスタート”

ルディックスキー・ジャンプW杯が行われた。男女4人で行う混合団体は、2回のジャンプで競う。日本チーム3人めの伊藤有希は、132m50。1回目より飛距離をのばした。日本4人目は小林陵侑。混合団体で日本は優勝。オリンピックシーズンを最高のかたちでスタートした。小林陵侑選手はうれしいと語った。

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ノルディックスキーワールドカップリレハンメル(ノルウェー)丸山希二階堂蓮伊藤有希小林陵侑
大の里 豊昇龍 ともに2敗守る

大相撲九州場所13日目。きのう連敗を止めた2敗の横綱大の里は、同じく2敗で並ぶ関脇安青錦を下し、2敗を守った。一方もう1人の横綱豊昇龍も大関琴櫻を下して2敗を守った。

大相撲九州場所

大相撲九州場所13日目の主な取組結果。3敗の時疾風が敗れて4敗に後退。優勝争いは2敗の大の里、豊昇龍の両横綱と3敗の安青錦にしぼられた。

(ニュース)
トランプ大統領 一転 協力姿勢示す

アメリカのトランプ大統領とニューヨークの次期市長、マムダニ氏との会談が、ホワイトハウスで行われた。マムダニ氏は、企業や富裕層への増税で財源を確保し、家賃の値上げ凍結など、低所得層や若者の暮らしを支えるとする政策を掲げて、今月、ニューヨーク市長選挙で当選し、来年1月に就任する。トランプ大統領はこれまでマムダニ氏のことを共産主義者などと呼んだり、ニューヨーク市への連邦資金を打ち切ると述べたりして、厳しい批判を展開してきたが、今回、批判は控え、一定の協力姿勢を示した形で、アメリカメディアは対決姿勢からの大きな転換だと伝えている。一方、マムダニ氏も、生産的な会談だったとしたうえで今後は対話を重視していく姿勢を示した。

再来年春の連続テレビ小説「巡るスワン」

再来年の春から放送が始まるNHKの連続テレビ小説は、女性警察官が主人公の「巡るスワン」に決まった。ヒロインは森田望智さんが務め、脚本はお笑い芸人としても活躍するバカリズムさんが担当する。

(気象情報)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。

(経済情報)
経済情報

経済情報を伝えた。

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