福島市土湯温泉町で、山間の県道で発生した雪崩の影響で、おとといから3軒の旅館が孤立状態になっている。3軒の旅館には合わせて62人がとどまっていたが、きょう午前に県が下山を希望する17人の宿泊客や従業員など合わせて40人を防災ヘリコプターで移送し、午前11時前に完了。40人にけがなどはなく、福島県警察のヘリポートで県が用意したバスでJR福島駅に移動。JR福島駅には、下山した宿泊客らを乗せたバスが相次いでいて到着し、それぞれ家路へと向かっていた。県によると、旅館には従業員22人が引き続き、とどまっているが、ライフラインは使用でき、物資補給の要請もないという。雪崩が発生した県道で、県が専門家とともに調査を行うも、安全を確保して除雪を行う目処が立っておらず、県はきょう午前中にドローンを使い、雪崩が起きた山の斜面の調査を行い今後、専門家の意見も踏まえて県道の除雪を行うかの判断をする。
住所: 福島県福島市栄町1-1