あさっての防災の日を前に、秋田市で地震を想定した総合防災訓練が行われ、市の職員が被害の状況を速やかに把握する手順や避難者への対応を確認した。訓練は秋田市のほか、警察や自衛隊などが合同で行い日曜日の午前8時10分に震度6強の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定で始まった。秋田市では去年7月の記録的な大雨で6100棟余りの住宅が浸水などの被害を受け、床上浸水によって自宅から避難できなくなった人が多く出た。当時の災害対応を検証した中間報告書では被害状況の把握や避難者への情報提供などに課題があったとされていて、市の防災安全対策課は「今回の訓練などを通して災害対応をさらに強化していきたい」としている。