東北の大雨では土砂災害も多数発生し、2016年には岩手県・岩泉町の高齢者施設が土砂崩れに巻き込まれて9人が亡くなるなど犠牲者も出ている。専門家によると東北地方ではこれまで大雨の頻度が少なく山崩れも少なかったため、大雨によって崩れる危険性がある場所が多数残っているという。去年秋田県で発生した大雨災害では避難指示が出された3時間半後に実際に土砂崩れが発生するケースもあり、この際時間の短さから避難できずにいた人もいた。こうしたことから大雨の際は気象庁のキキクルで最新の土砂災害の危険度などを把握して避難に活用することなどが重要になる。