ここからはクマの生態に詳しい岩手大学・山内貴義教授に電話で解説いただく。警察官によるクマの駆除は、ライフル銃を持つ機動隊員2人に現場の指揮官と市町村との調整役の4人1組で、秋田県・岩手県に2チームずつ設置する。出動するのは、人の生活圏にクマが出没したがハンターが間に合わないときなど。山内さんは「警察はクマの生態に詳しくないので、どういうふうに地元の猟友会の方と連携を取るのかというのが重要になる」と話した。ツキノワグマは大きい個体で体重1.5メートル・体重120キロほどとなる。山にいるクマはエサが少ないため早くに冬眠すると言われているが、人里で食べ物があるクマは冬眠が遅くなる可能性がある。
