2020年以来、5年ぶりに新しくなったパスポート。顔写真は紙からプラスチック製に変更され名前や顔写真がレーザーで印字されている。紙幣の技術を生かして偽造防止対策が強化された。また今日からすべての都道府県でパスポートの新規申請がオンラインで可能になった。東京都・原田一紀旅券課長「3割〜4割はオンラインに移行するのではないか」とコメント。新パスポートの登場をきっかけに宣言されたのは「もっと海外へ!宣言」。観光庁、外務省、日本旅行業協会がアウトバウンドを後押しする取り組みを発表。その目玉の一つが旅行代金の支援。新パスポートを取得する人に対して最大およそ1万6000円のキャッシュバックやポイント還元などを行う。額や条件は旅行会社で異なるが、合わせて2万5000人が利用でき総額およそ2億円に上る。後押しの背景にはコロナ禍や円安、海外の物価高を受けた海外旅行離れがある。日本人のパスポートの取得率はおよそ17%に低下していてアウトバウンドもコロナ禍前と比べて65%にとどまっている。観光庁・秡川直也長官「国全体として国際感覚が非常に低下している。チャンスを失っている」、外務省・岩本桂一領事局長「日本全体の国債競争力を高めていくためにも意味がある」とコメント。