103万円の壁を178万円まで引き上げることを求める国民民主党に対し、「ゴルフのグリーン、つまり着地点はどこにあるのか」と問う自民党。話し合いが決裂した。協議打ち切りを主張する国民民主に対して与党側はどう出るのだろうか。ここは国民民主党古川税調会長の部屋。103万円の壁を巡る協議後の取材に向けて撮影の準備が進められていた。しかし、急遽取材が中止に。午前中に行われた与党と国民民主党による協議。メディア退出後、国民民主党の古川税調会長は「何か新たな提案はあるか」と発言。それに対し、自民党の宮沢税調会長は「グリーンの場所を教えてほしい」と返答した。協議の着地点を、ゴルフのグリーンに例えた宮沢税調会長。すると、国民民主党の古川税調会長は「新たな提案がなければこれ以上、協議できない」と言い退室した。この話には伏線がある。先週金曜日にも行われた3党の協議。103万円の壁について178万円への引き上げを求める国民に対し、与党側は123万円を提示していた。これに古川税調会長は16日、例え話で厳しく批判。今回の決裂を受けて、不倫問題で役職停止中の国民民主党玉木氏は、自身のSNSで批判。打ち切りを主張する国民民主党だが、与党側は協議を続けたい考え。
一方、自民党派閥の裏金問題を巡って、安倍派議員4人が政治倫理審査会に出席。稲田元防衛大臣は、派閥の会長だった安倍元総理から、キックバック廃止の方針を直接聞かされたと証言した。安倍がキックバック不記載の違法性を認識していた可能性に言及した稲田氏。キックバック復活の経緯について安倍派幹部の更なる説明が必要だと強調した。今後も続く、政治倫理審査会。18日は、萩生田元政調会長らが出席する予定。
一方、自民党派閥の裏金問題を巡って、安倍派議員4人が政治倫理審査会に出席。稲田元防衛大臣は、派閥の会長だった安倍元総理から、キックバック廃止の方針を直接聞かされたと証言した。安倍がキックバック不記載の違法性を認識していた可能性に言及した稲田氏。キックバック復活の経緯について安倍派幹部の更なる説明が必要だと強調した。今後も続く、政治倫理審査会。18日は、萩生田元政調会長らが出席する予定。