島根県のポツンと一軒家を訊ね、主の智子さんに話を聞いた。智子さんは訪問介護の仕事をしながら1人で実家に暮らしている。仏間には大きな仏壇があった。部屋には石見神楽の面が飾ってあった。父が神楽の舞手をしていた。母の命日が近いため墓参りで帰省したという姉の昌子さんがやってきた。仕事で会う機会は少なく、智子さんと会うのは2年ぶりだった。智子さんは捜索隊に田舎汁と赤飯握りを振る舞ってくれた。智子さんは、この土地を見届けてほしいというのが父の願いだったので、1日でも長く元気でこの家を守ってあげたいと語った。
