新丸ビルで空飛ぶクルマを想定した実証実験が行われた。ヘリを使って課題を検証するというもの。丸の内とお台場などを約15分で結ぶ。運賃は1万7600円。土山さんは「どんな移動体験が提供できたかどんな課題が生じそうなのかを実際にやってみることで明らかにできる非常に貴重な機会」などと話した。三菱地所は都心オフィスビルを拠点とした空飛ぶクルマのビジネス利用を目指している。期待できるのは空港から都心・北関東・湾岸エリアなどへより短時間での移動が可能となること。また空飛ぶクルマは移動中も静かなため空飛ぶ会議室としての運用も検討されている。空飛ぶクルマは世界中で活用の検討が進められていて2032年の市場規模は5兆円を超えると予想されている。課題も多くある。離着陸場は実証実験のため1カ月かけ改修をした。土山さんが昨日集めていたのは回転翼が起こす突風の強さのデータ。丸の内はオフィス街の1つで空飛ぶクルマを日常的に交通として使うためには安全性の確認が不可欠である。またもう1つが騒音。ビル内外の7箇所の実証実験を調査した。所長は大きな影響はなさそうと見ていた。三菱地所は集めたデータを検証し来年度中に空飛ぶクルマでの実証実験を計画している。