きのう、東京・足立区のベニースーパー佐野店では国内産の鶏もも肉が100gあたり119円で販売。今週火曜日時点の鶏もも肉1kgあたりの平均卸売価格は754円で、去年同時期と比べ45円高くなっているほか、鶏むね肉も今年は記録的な高値となっており562円と去年より156円高くなっている。(農水省)。元東京農業大学教授・信岡誠治氏によると、値上がりの背景にはエサとなる穀物価格の高止まりや、円安による輸入鶏肉の価格上昇などがある。影響は飲食店にも及んでいる。鶏料理が人気の釜焼鳥本舗おやひなや立川南口店では名物の「鉄板焼き」や「骨付き鳥」にもも肉、「とり天」や「むね肉たたき」にむね肉を使用しているが、月に4、5万円は値上がりしているという。当面は値上げを検討していないが、メニュー数を絞るなどしてコストを抑えているという。来月にはXmasが迫る中、鶏肉の今後の価格の見通しについて、信岡氏は「クリスマスに向けて需要は高まっていく。価格はもう少しあがる可能性はあるが、ほぼ横ばいとみている。下がるという見通しもない」と話した。一方で、需要が落ち着く年明けには価格が少し下がる見通し。
