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オープニング映像。
東京・立川市のPLAY!MUSEUM。現在「大ピンチ展!プラスが行われている。そこにやってきたのは南果歩。 そのカフェでは絵本に出てくるケーキが食べることができる。展示スペースにはそこは遊園地のよう。大ピンチ図鑑の世界をリアルに体験できるかと思いきや創造を飛び越える仕掛けが満載。展示は全て作者の鈴木のりたけさんのアイディアで構成されている。2022年に発売されたこの絵本は、かわいい男の子が槇尾骨日常の大ピンチ。
今回は絵本作家の鈴木のりたけの大ピンチずかんを特集。誰もが経験したことのあるピンチが、レベルの大きさを示す数字と5段階のなりやすさで分類されている。3つのシリーズが発売され、掲載されたピンチは100個に。
保育園で子どもたちの前でパフォーマーが大ピンチずかんを読み上げた。子どもたちはそのあるあるに強く反応し大盛りあがりに。絵本は皆で楽しむきっかけに。そこに作者の狙いが会った。
南果歩が訪ねたのは、作者鈴木のりたけのアトリエ。絵本を作ろうとおもったきっかけには子どもたちの行動が原点にあるという。3人の子の父でもあり、メモには、子供や自分で思いついたアイディアがたまって行った。そして絵本誕生のきっかけは表紙のシーン。ある日、小学2年生の息子が牛乳をコップに注いでいると牛乳をこぼしていたがピンチが笑いに変わった瞬間だったという。鈴木は1975年静岡県浜松市に生まれ、加古里子の化学絵本シリーズに夢中になった。身近な自然から科学jの不思議までを優しい絵と文章で伝える名作。中学生になると、日常を面白がる原点に中学時代の日記があり、先生が生徒の日記を選んで面白かったものを取り上げるが、そこに選ばれ、笑いが起こったことが快感につながったという。
東京の大学を卒業すると、JR東海に入社し、新幹線の運転免許をとった。しかし水方生み出す仕事がしたいと2年弱で退社。広告制作会社でグラフィックデザイナーとして8年働き独学で絵を描き始める。当時はシュールでユーモラスな世界を絵にしていたが、その中の一枚が鈴木の人生を大きく変化させることに。
2008年の鈴木のりたけのデビュー作のケチャップマンは立川の会場には原画が展示されている。自分にしかできない何かを探して悩む物語は独創的な絵本として高く評価された。その後ヒット作を重ねて2022年には日々書き溜めてきたピンチがあの絵本になった。
大ピンチずかんの編集者の村松さんはこの絵本の面白さに様々な細かな大ピンチを1ページにどんと置いてそれをつなげて図鑑のようにやったほうが潔いと感じたという。人気に火がついた理由については絵で、親も子もそのピンチに目が止まり、あるあるを共感できリアルさを感じて惹かれていくと思ったという。
鈴木のりたけの大ピンチずかんを作る現場に密着。リアルを追求するためにまずは一つ一つのピンチをいろいろなポーズで再現。時には家族に手伝ってもらうことも。次にアイスが落ちそうなピンチは、紙をアイスに見立ててピンチを表現した。写真をもとにイラストにしていく。
鈴木のりたけの大ピンチずかんを作る現場に密着。そのこだわりには大ピンチ図鑑の絵は一見ポップでシンプルだが細部にこだわっているという。写真をみながら鉛筆で丁寧に書き込んでいく。ズボンのシワのは入り方も体のどこに力が入っているのかを表現する。細かいタッチが小さな子供にも伝わるリアルさを追求している。アクリル絵の具で色を付けたらペンで輪郭線を描いて色鉛筆で柔らかい表情をつけてマーカーを使い、伝えたいことを描き切る。
鈴木のりたけの共感を生む世界は新たな表現を生み出している。Tシャツの部分がくり抜かれたマグネットをいろいろな柄にあてて変な服を作ってしまう。前の人が作った変な服も楽しめる。大ピンチバーはオリジナルピンチを組み立てて作れるブース。こうすることで意外な表現が生まれていくという。
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