静岡・川勝知事が10日退職届を提出した。川勝知事は“職業差別”発言やリニア開業延期を理由に辞職の意向を示しており、県議会から受理された。リニア新幹線の静岡工区の着工を認めていなかった知事は「問題の解決に道筋が見えた」と説明した上で、リニア推進派との立場を強調した。これに伴う静岡県知事選挙は来月26日投開票で、元副知事の大村慎一氏や前浜松市長の鈴木康友氏が立候補の意向を表明しており、立憲民主党・渡辺周衆院議員が意欲を示している。渡辺氏は川勝知事辞職表明前に事実上の後継の打診を受けており、立候補の意欲を県連や支援団体に伝達している。