立憲民主党の代表選挙が、きょう告示された。選挙戦の構図が当日の朝まで決まらず異例の展開となった。立候補者の届け出が終わったが、最後の最後で立候補にこぎ着けたのは当選1回の立憲民主党・吉田晴美衆議院議員だった。吉田衆院議員は「自由闊達で多様性に満ちた意見を尊重し、自民党ではありえないと思うが1期生が代表選のステージに立たせてもらう。言行一致で立憲民主党はまとまっていく」と述べた。届け出を提出したのは、約1分前でギリギリの調整だった。関係者によると出馬を断念した江田憲司元代表代行が推薦人を貸す形で候補の一本化になんとか間に合わせた。女性である吉田衆院議員が加わったことで多様性と当選1回議員という刷新感を出す狙いがある。代表選は総数740ポイントで争われ、そのうち半分が地方議員や党員サポーター票となる。吉田衆院議員の当日出馬という突然のドタバタ劇に「こんな調子では政策を訴えても説得力がない」といった厳しい声も上がる中、自民党の総裁選に埋没しないよう23日の投開票までここから勝負となる。