企業献金で幽霊党員が登録されていた疑惑について、自民党・田畑議員の音声を元に想定される構図を説明。企業が田畑氏が代表を務める政党支部に献金が行われ、その金を党員登録に必要な党費にあてていたと見られる。本人に無断で登録された人のほか、その人の家族として架空の人物も登録されていたとみられ、田畑氏は不適切な登録をされた党員が約100人いると明らかにした。党員登録の費用が適切に政治資金収支報告書に記載されていなければ違法性が問われると指摘する専門家もいるが、田畑氏は「きちんと調べて回答する」としている。こうした中、企業・団体献金を巡っては殆どの野党が禁止を求めているが、自民党が取りまとめた政治改革案では触れていない。また政策活動費は廃止を打ち出したものの、非公開にする余地を残している。立憲民主党・野田代表「新たなブラックボックスを作るのではないか」と懸念を示している。寺島さんは、我々が直面している問題は政治不信であり政党不審だという。本当に重要なのは国民の意識、国民の下部構造。上部構造はものすごい勢いで液状化、流動化しているのが実態だという。政治とカネの問題を含め国民に的確に情報が伝わる結節点、テレビの役割が重要。国民の意識を高めていくための、どこがどういう役割を果たすか注目される局面に入ってきたなどと話した。