きのう午後3時ごろ東京・原宿の竹下通り。夏休みということもあり多くの人でにぎわっていた。このときの気温が30.9℃。人が密集している場所をサーモカメラで見ると歩く人の表面温度は37.4℃を表示。ふだん室内にいる人の表面温度が32℃~33℃。東京・巣鴨では盆踊り大会も行われていた。大勢の人が踊るがサーモカメラで見ると38.1℃。密集しているところこそ熱中症のリスクが高まるという。人が密集する場所は約2~3倍熱中症のリスクが高くなる。夏のイベントは熱中症リスクが高い。人の密集場所では温度、湿度が上昇。風通しも悪くなり汗が蒸発しにくい。イベント特有の心理も関係がある。アルコールで脱水状態に、トイレを我慢するため水分を控え、塩分、水分不足に、さらに気分がハイになり体のSOSに気づきにくい。おととい行われた隅田川花火大会、約93万人の観客が集まった。香川県の人口を上回る人数。花火大会終了後の午後9時ごろ。会場の最寄り駅周辺では帰宅する人であふれた。サーモカメラで見ると歩く人の表面温度は37.6℃。環境省のデータでは大規模イベントの暑さ指数ではイベント終了後は会場内よりも最寄り駅付近のほうが高い。伊藤博道院長によると前日までに睡眠や休養をとること、涼しい服装で1時間に1本500mlを目安に水分補給。ハンカチなどで包んだ保冷剤で手のひらを冷やす。狭い中でも涼しさを取り入れやすい。