NHKニュースサイトから特集記事を紹介。きょうは「入山規制」について。富士山に登山者数上限がオーバーツーリズム解決なるか。今月1日に山開きを迎えた富士山では今年から登山者数の制限が始まった。山梨県は5合目の登山口にゲートを設け、1日の登山者数の上限を4,000人に設定。また、1人2,000円の通行料を徴収している他、午後4時~翌午前3時までの間は登山道を閉鎖する。目的はオーバーツーリズムの改善・環境保全・弾丸登山の防止。記事では世界中で行われている規制についても紹介している。台湾の最高峰・玉山では25年前から徹底した入山規制を行っている。登山者数は200人程度に制限し、山頂に登るためには希望日の1カ月前までに事前申請が必要。一方で制限をきっかけに行政と事業者の対立が生まれるケースも有る。世界自然遺産にも登録されている沖縄県・竹富町の西表島では観光客集中による自然環境の劣化が課題となる中、1人のガイドや事業者が案内できる観光客数の上限を設定した。これに対し1つのガイド業者が「職業活動の自由に制限を加えられている」などとして制限の取り消しなどを求める訴訟を起こしたという。観光とオーバーツーリズム対策を両立させるにはどうすれば良いのか、記事では専門家の提言などもまとめている