四国のお遍路文化の変化について解説。高知県の竹林寺では遍路客がコロナ禍前の4分の3ほどに留まっており、昨今の物価高騰で修繕費や光熱費などがこれまでより上昇している。住職の海老塚和秀さんは「札所によってはお遍路さんからの収入だけでお寺を維持するのが大変な状況」と話している。四国八十八ヶ所霊場会は御朱印をもらう際に支払う「納経料」を4月からすべての札所で100円から200円値上げすると発表した。収入増を見込む対象として期待されているのが海外からの観光客。高知県立大学の友原嘉彦准教授は海外からの遍路客は増える可能性があるとした上で、「日本は海外に比べて〇〇禁止といった注意書きが多い」といった課題も指摘している。
住所: 高知県高知市五台山3577