就任1年を迎える中、頼総統は市民に語りかけるように演説を行った。中国による軍事演習も予想される中での会見であり、約60社が集まる中、質疑を含め約30分にわたり会見を行っている。台湾はアジアの民主主義の道しるべとの言及も見られている。60社が集まる中で海外のメディアとしてインタビューを行った櫻井翔さんは頼総統の戦争を起こさせてはいけないという平和への強い思いを感じたと振り返った。頼総統は中国がアメリカに取って代わろうとし、ルールに基づく世界の秩序を変更しようとしている・台湾の併合はその第一歩に過ぎませんと懸念を示し、台湾・日本・インド太平洋地域は直接的に中国の脅威に直面していますと呼びかけた。中国は頼総統のことを台湾独立派と位置づけて緊張の高まりの要因と批判しているが、これについては中国側の口実であり我々の主張する台湾独立とは台湾が中国の一部に属さないというものであると言及し、数年中国は台湾海峡で軍事演習を行うとともに頻度は増加するだけでなく台湾の統一工作の浸透もますます深刻になっていると話した。頼総統は自助人助という言葉を掲げ、アメリカに頼らず自らを守る決意を見せる事が重要というものとなっている。