今年の5月に役所広司がカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した話題作「PERFECT DAYS」が日本で公開された。東京・渋谷の公衆トイレの清掃員として働く平山の日常を描いた物語で坦々とした生活の中で小さな喜びを感じながら充実した人生を贈る平山を役所広司はセリフ無しで演じている。舞台挨拶で共演した柄本さんが演技について「これは父の言っていた言葉ですが役所はうまいぞーと言ってた」などと話している。映画で2人はトイレの清掃員を演じ役作りの為に実際の清掃員の元で2日間みっちりトイレ掃除の修行をしていた。私生活でも影響があった柄本さんは「月に1回やるかのトイレ掃除だったが増えた」役所さんは「ティッシュペーパーを三角にしている」などと話している。本作の監督で現代を代表する映画監督のヴィム・ヴェンダースさんとの撮影で役所さんが俳優として初めての体験をしたと明かしている。