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「笹」 のテレビ露出情報

青森県の菓子職人、桑田ミサオさんが作る餅を目当てに県外からやってくる人がいる。その桑田さんは93歳の今も自転車を乗りこなし、自然の中に分け入って、笹の葉を採っていった。取材を受けた年は笹の質が良くないというが、別の場所ではお眼鏡にかなう笹の葉を発見することができた。作業場に戻ると見た目が良くなるようにサイズを整え、清水で綺麗にしていた。桑田さんは母の言葉「一生懸命やることで、仕事、仕事教えてくれる」を話し、一生懸命やっているうちに経験が培われ、直感からやるべきことを見定められるという。ある時に桑田さんは笹の葉を束ねると作業を止め、ジャスト30枚と予想。見事、的中した。
取材を受けた年は観測史上、例年にない雨不足で、小豆は小ぶりだった。小豆は煮立てずに余熱で火を通し、時間をかけて水を吸うのを待っていた。あんこ作りにおいて、桑田さんに学んだ菓子職人には驚くことがあり、滑らかなあんこに仕上げるには繊維が多い皮を入れないようにするが、桑田さんは逆だったという。皮が多く入っているにも関わらず、滑らかなあんこで、手間暇をかけていることが伺えるという。桑田さんは素材を活かすことに考えを巡らせているが、「要するにケチ」と話す。作業の合間、日課の体操で息抜きしていた。
餅作りはあんこと米粉を練り混ぜるのみとシンプル。手袋をしないことで、素材のちょっとした異変が分かるといい、桑田さんは「10本指は黄金の山、母からいただいた宝物」と話す。桑田さんは生まれる前に父が亡くなり、母のミエさんが4人の子を養育した。家は貧しく、学校に通うこともままならなかった。裁縫や料理など生きていくためのスキルは母直伝で、19歳で地元の男性のもとに嫁いだ。やがて子どもを授かるも、桑田さんは肺病を患った。闘病しながら子どもを育てるのは辛く、母のミエさんに愚痴をこぼしたが、母は1人で4人を育てたことが思い出され、愚痴を言うことをやめたという。その後、保育園の用務員をしながら夜は内職し、2人の子どもを育てた。
60歳の時、桑田さんは特別養護老人ホームを訪問し、持参した餅を贈ると感涙してくれた人がいて、一生続けようと決意。材料から育て始め、試行錯誤に5年、満足のいく材料ができるまで10年の月日を費やした。今では地元の鉄道車内で販売するまでになった。桑田さんは今でも母との畑作業の記憶が色濃く残っているという。
12月下旬、桑田さんの表情は冴えなかった。一緒に暮らす息子夫婦がともにガンを患っていて、トイレや食事のたびに介助へ向かう日々で、「代われるものなら代わってあげたい」と吐露した。日中は介助があるため、深夜から笹餅作りをスタート。作業の合間、握り飯を用意し、取材陣に振る舞っていた。息子夫婦も食べてくれ、桑田さんは笑顔を見せていた。そして、笹餅作りに戻り、心血を注いだ。2ヵ月後、息子夫婦の治療が続くなか、桑田さんは93歳となり、孫たちから祝福を受けた。そして、季節は移ろい、春を迎えた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年8月11日放送 18:05 - 18:32 NHK総合
熱談プレイバックランラン カンカン物語
今も日本を賑わせるパンダの先駆けとなったのは半世紀以上前にやってきたランラン・カンカン。2頭の受け入れの裏には飼育員らの悪戦苦闘の日々があった。昭和47年9月29日、当時の総理大臣・田中角栄は中国との国交を樹立。官房長官の会見でパンダ一対が日本に贈られることが報告された。当時、パンダは四川省の山奥に1200頭生息すると言われる希少動物。官房長官に呼び出された[…続きを読む]

2025年7月14日放送 9:00 - 11:10 日本テレビ
DayDay.HOT today
中国のSNSで返還された和歌山のパンダの最新映像が公開された。笹を食べたり施設内を歩き回ったりそれぞれの過ごし方をしている。先月和歌山のアドベンチャーワールドを離れた4頭のパンダは四川省の繁殖研究施設で検疫のため隔離中ということ。公開時期などについて施設側は発表していないが今後もSNSで発信の見通しということ。

2025年7月10日放送 21:00 - 22:54 日本テレビ
秘密のケンミンSHOW極&見取り図の間取り図ミステリー合体2時間SP!(秘密のケンミンSHOW極)
富山県名物のます寿司、新潟県名物の笹団子、山形県名物の笹巻きを紹介。山形県民らに、笹巻きについてインタビューした。
笹巻きは、鶴岡市では産直あぐりやヤマザワ 鶴岡茅原店で販売されている。高畠町の森谷さん宅では、笹巻きに納豆をかけて食べていた。笹巻きに最も欠かせないのは旬の新笹で、すげの紐で結び、茹でることで笹の香りがお米にうつる。
鶴岡市の齋藤さん宅で、[…続きを読む]

2025年7月7日放送 5:50 - 9:00 日本テレビ
ZIP!NEWS
短冊に願いを書く人たち。その短冊を持って向かった先は海の中。新潟県佐渡市で行われた水中七夕まつりで、水深20メートルほどの海底に設置された笹に短冊がつけられた。ダイバーたちはさまざまな魚と一緒に一足早く七夕を楽しんでいた。

2025年6月28日放送 6:00 - 8:30 フジテレビ
めざましどようびNEWS
和歌山・白浜町のアドベンチャーワールドに暮らす4頭のジャイアントパンダが、契約満了に伴い今日中国へ返還される。最終観覧日の昨日は約1400人が列を作った。多くの人が最後の瞬間を収めようとカメラを向けていた。昨日は中国へ出発前の検疫機関のためガラス越しでの公開となっており、背景がガラスに映らないよう来場者は黒い服を着るなど工夫していた。4頭の返還に伴い、今後国[…続きを読む]

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