井村さんは「できないことの壁を低くしていく考え方によって活躍の場が広がっていくのは素晴らしいなと思いますね。」などと話した。実際の現場ではトラブルが起こることも少なくない。初めての現場で様々な情報に囲まれると処理能力の限界が訪れ、その中でセリフを足すなどの変更の指示でパニックになり撮影が止まり、関係性が難しくなる事があったという。藤井さんは当事者キャスティングの手引を作成するため、筑波大学の専門家と会議を重ねているという。手引きの中にある「情報提供シート」は今月行われた舞台では試験的に使用された。シートでは演技の指導方法や得意不得意なことなどが書かれている。